【中国→日本への影響は?】ハンタウイルス感染経路はどこ?致死率と殺菌方法やワクチンは?

中国でハンタウイルス感染が確認された人物が死亡した。

ハンタウイルスの日本への影響は?

ハンタウイルスの感染経路はどこから?

ハンタウイルスの致死率はどのくらい?

ハンタウイルスの殺菌方法とワクチンはあるの?

新型コロナウイルス(COVID-19)流行が発生した中国で、ハンタウイルスも発生したので新たなウイルス流行が懸念されている。

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ハンタウイルスってどんな病気?

中国とソ連邦の国境を流れるアムール川の流域で流行し、流行性出血熱として報告された。

●1976年に流行地のアカネズミから病因ウイルスを初めて分離し、捕獲した場所の川の名をとって、ハンタンウイルスと命名。

疾病はハンタンウイルスの仲間に起因するもので、腎症候を伴う出血熱をおこすので腎症候性出血熱と統一して呼ぶこととなった。

●1993年に米国南西部で肺水腫を伴う急性の呼吸困難による死亡が、ナバホインディアンのあいだで複数報告された。

この症状は腎症候を伴わず、急性の呼吸器症状を示し約50%が死亡するという疾病であった。

これがはじめて問題化したハンタウイルス肺症候群の発生である。

●1995年から南米からも報告が続々とでている。

ハンタウイルスの日本へ影響は?

ハンタウイルスによる感染症が日本で注目されたのは1970 年代半ばから各地の医学系動物実験施設においてラット取扱い者の間に不明熱の患者が相次いで発生した時である。

当時は病因が不明であったが1984 年まで発生が続き、合計127 例のうち1例死亡。

それに先立ち1960年代の大阪梅田の居住環境の悪い地区において不明熱の発生が報告されていて、その時は119 例うち2例死亡。

ネズミまたはネズミの尿、その吐いた物や便に触れた人に感染するハンタウイルスは、

「ハンタウイルス肺症候群(HPS)」

という病気を起こす。

人から人には感染しないこのウイルスには、流行の危険はない。

媒介動物は、

・米国ではシカシロアシネズミ

・南米ではコットンラット

がウイルス保有動物として最も一般的である。

このネズミとウイルスは日本では見つかっていない。

ハンタウイルス感染経路はどこ?

感染経路としては、

(1)ウイルスを含む排泄物(尿、便)、唾液により汚染されたほこりを吸い込む。

→これが最も多い

(2)手足の傷口からウイルスに汚染されたネズミの排泄物、唾液が接触して入る

(3)ネズミに咬まれる

等である。

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ハンタウイルスの症状と致死率はどのくらい?

潜伏期間は1~5週間と推定されています。

・突然の発熱、頭痛、悪寒がみられます(1~4日間)。

・呼吸困難、酸素欠乏状態が急速に出現します。

・呼吸数の増加、脈拍数の増加が顕著になります。

入院時の症状として発熱、筋痛、悪寒がほぼ全例でみられ、嘔気、嘔吐、下痢および倦怠がしばしばみられます。

他に短い呼吸、めまい、関節痛、背部痛、胸痛、腹痛、発汗および咳がみられ、まれに鼻汁や咽喉痛があります。

致死率は40~50%である。

ハンタウイルスの予防・殺菌方法やワクチンは?

予防方法は?

HPS 患者の治療には早期の集中治療が必須で、早期の換気が必要である。

ウイルスの自然宿主はネズミであるので、ネズミとの接触を断つことが予防上のポイント。

多くは、新鮮な糞または乾燥した糞、尿または唾液を吸い込むことにより感染するので、

・尿や糞で汚染されたほこりや 食物をさける。

・食べ物の保管には蓋をする。

・家及び周囲を清潔にしネズミの巣をつくらせないようにする。

・しばらく使わないでネズミに汚染された小屋等の掃除には注意をする。

・キャンプ等のアウトドアの活動ではネズミ対策を考える。

殺菌方法は?

腎症候性出血熱病原体であるハンタウイルスは、

・熱に弱い

・消毒用アルコールでも容易に不活化される

抗体陽性動物が発見された場合、使用済ケージ(床敷も含む)、給水瓶、実験用機器等には原則として高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)を施し、その他アルコール消毒等もする。

治療方法やワクチンは?

ショック状態や急性の腎機能障害を起こしうることを考慮しながら治療することが重要です。

抗ウイルス薬であるリバビリンが有効であるという報告があります。

おわりに

中国でハンタウイルスによる死者発生が新たなウイルス流行の懸念をがありますが、人から人へは感染はしないようです。

中国の国営通信、環球時報のニュースで、同国西部の雲南省でハンタウイルスが確認された人物1人がビジネス旅行で山東省に向かっていた途中にバスの中で死亡したことが報じられた。

この環球時報のニュースを受けて、ソーシャルメディア上で新たなウイルス流行が発生する可能性があるというコメントが次々に上がった。

そのため、ツイッターでは「ハンタウイルス」のタグが世界規模で広まった。

ネズミまたはネズミの尿、その吐いた物や便に触れた人に感染するハンタウイルスは、「ハンタウイルス肺症候群」という病気を起こしますが、人から人には感染しないこのウイルスには流行の危険はないとのことです。

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